北朝鮮デノミネーション強行

北朝鮮ではデノミ（通貨呼称単位の変更）に伴う通貨交換が６日で終わり、７日から１００分の１に切り下げられた新通貨が流通する。
突然決定されたデノミに住民はとまどい、混乱が起きているもようだ。
今後、金正日体制への不満が高まる可能性もある。
今回のデノミでは１世帯当たり１０万ウォン（非公式レートで約３０００円程度）の通貨交換の上限額が設定されたようだ。
上限額を超える現金は事実上、国に没収されることになる。
「普通の国なら暴動が起きる措置」（外交筋）で、不満が広がっているもようだ。
北朝鮮当局も対策に乗り出したとみられ、在日本朝鮮人総連合会（朝鮮総連）の機関紙・朝鮮新報のインタビューで、中央銀行当局者は銀行預金であれば１０対１の優遇レートで交換すると表明。
また、韓国の人道支援団体によると、「配慮金」として１人当たり５００ウォンが新通貨で支給される予定という。
交換上限額が引き上げられたとも伝えられている。

今回北朝鮮行ったデノミネーション（通称：デノミ）は当の北朝鮮の国民だけでなく主要取引国である中国においても波紋を呼んでいるようです。
まあそれは当然ですね。
なんの予告もなく通貨価値が１００分の１にされてしまうのですから。
１０万円が急に１千円にされるようなものですから。
しかも交換できる金額には上限があるとのこと。
一応交換上限額を超える金額に対してはさらに低いレートで銀行預金ができるような話も流れてきているのですがそれもどこまで真実であるのか？
なんにしてもここまで強引な政策を強行して国民暴動がおきないというのもすごい政体だ・・・。